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まんざらでもない生活日誌略して「まんせい」

本、漫画、映画、音楽が好きなサブカルになりきれない者の戯言です

A子さんは恋愛リア充(そういうものにわたしはなりたい)

マンガ

さんざん紹介されてきた漫画だとは思いますが

わたしも最近になってやっと読みまして、いたく感銘を受けました。

『A子さんの恋人』

近藤聡乃著・KADOKAWA/エンターブレイン

という漫画です。



一応、簡単なあらすじ。


アーティストであり漫画家であるA子さんが

NYから帰ってきたところから物語は始まります。


NYに旅立つ前、A子さんには7年も付き合っていたA太郎という

彼氏がいたのですが、A太郎と別れようとしてそれを失敗したまま出国。

月日は3年流れました。

A子さんはA太郎を多少気にかけつつも、問題を棚上げして

NYでA君というアメリカ人の彼氏をつくっていました。


そして、諸事情があり日本に帰国することに。

A君の気持ちに完全に応えられないと思ったA子さんは

別れを告げようとしますが、

それもまた危機を感じたA君にはぐらかされたまま

帰国してしまったのでした。



そんなわけでA子さんは日本に帰国してから

くされ縁のA太郎のプチストーカーさながらのアタックにへきえきしたり

A君のじわじわした精神攻撃っぽい求愛にヒヤヒヤしたりしつつ、

お友達のK子(けいこ)さんやU子(ゆうこ)さんと

マイペースな日々を送っているわけです。



この漫画の1巻を初めて読んだとき、正直、

ふざけんな、この女!

という気持ちで読んでました。


A太郎もA君も正直、一般的に見ればどちらも

見た目もよくモテそうでスペック高そうな男性たち。


けど、どちらとも宙ぶらりんな状態で、

自分の気持ちさえはっきりと示さず、

あげく二人の男性からのアプローチに腹をたてたりしてるA子さん。


いやいや、あなたがどちらかをはっきり切ればいいだけじゃないですか、と。

正直、心の底ではどちらからも嫌われたくない気持ちが

あるからなんじゃないですか?と。


いけすかない女だわあ~~。

OLのランチタイムなら真っ先に悪口言われそうなタイプだわあ~。

とか思ってたんですけどね。


まあ、読み込んでいくうちにA子さんのはっきりできない理由も

なんとなく理解できてきたりして。



A子さんがA太郎を嫌っている理由は

はっきりとは明記されていません。


たとえば、

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勝手に自分の友人関係を駆使して内緒にしてた新居にもぐりこんできたA太郎。

あげくちゃっかりくつろぎ、彼がいることによって場が華やいだりさえする。

でもA太郎のそういうところが

「すんごい嫌いだった」

と言っている。


これは決して、

「自分以外の女にも誰にも優しくへらへらし、モテているから」

ということでもなさそう。


A子さんはA太郎の、もっと闇っぽい内面を知ってるからこそ

A太郎がどんなひとの懐にもするりともぐりこんで、

しかも彼自身はその相手に決して執着を持たないことに

ゾっとしているんだろうな、と思います。


そんなA太郎がなぜA子さんに執着しているかというと

「君は僕のことそんなに好きじゃないからだよ」

ということらしい。

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よく、自己肯定感が薄いタイプの人が

『自分を好きになるような人なんて、好きになれない』

とか言うのを見聞きしますが、それって、

自分は自分のことが嫌いだから、

その嫌いな奴のことを好きになるような人なんてどうかしてる、

自分はそんな人は好きになれない


って思考回路なんでしょうね。


たぶんA太郎も少なからずこういう思考回路を持ってそうで、

それだけでチャラチャラした見た目や言動から想像できない、

複雑な部分も垣間見えます。

ま、とはいえA太郎は3年間潔癖にA子さんを待っていたわけではなく、

それなりに色んな女性に手を出したあげく、

結果A子さんが一番いいや!と思っただけなよう。


ついつい家に入れてしまったりするあたり、A子さんも完全には

A太郎を拒絶できないようす。

しかし、やはり本命はA君のようです。


A君は何か国語も話せる翻訳家。

当然、日本語もペラペラで、出会いの印象は最悪。

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けど、やはり多くのドラマや物語なんかの定石でもあるように、

「第一印象が最悪な人ほどその後、印象が良くなって恋愛に発展」

してしまうものなのかも。


最初がマイナスなほど、いいところが見えた時に

加点してしまうものなんでしょう。

逆に、最初がいい印象な人だったのに、その人の悪いところが見えると

とたんに興味を無くしてしまったりするもので。

人間の感情って難しいもんですね。


A君は賢くて理屈っぽくて、偏屈。

無駄に友達を増やさないタイプらしい。


そういう意味では、特に相手に興味もないくせに色んな人に

馴れ馴れしくしまくるA太郎とは正反対。


しかし、A君のいいところは偏屈で人嫌いだけど

A子さんのことは甘やかしてしまうところでしょう。


さりげなく荷物を預かってくれたり、

A子さんのために自分の部屋のスペースを空けてくれる。

怒っていてもお茶を淹れてくれる。

まあ、恋人同士ならば当然と言えば当然の些細なことですが、

A君のようなタイプの人がやるから心に響くのかと。



若干ネタバレといえばネタバレですが、

(まあ、この漫画の大筋には特に関係ないからいいかな)

A子さんはA君からのプロポーズの返事を引き延ばしたまま

日本に帰ってきてしまいます。


いつものように一緒に食事をして後片付けし、

いつものようにテレビを見て、

いつものようにセックスして、眠る。


その恋人同士の営みと、結婚との間には

いったいなんの違いがあるというのか?


A君には分からず、けれどA子さんは違和感を感じているから

すぐには結論が出せない。


A子さんがA君と結婚を決めないのには

A太郎は全く関係がなさそう。少なくとも、帰国するまでは。



A君は男性性を振りかざすタイプでもなく、

お互い在宅の仕事でうまいこと家事もシェアできそう。

A子さんの仕事にも特には干渉してこないだろう。


そんなA君のどこがいけないのでしょうか?

いや、A君がいけないわけではなく、

ただただA子さん自身の問題であるのだろうけど。


A君とA子さんみたいに、お互いに自立していて、

金銭的にも困ってない、つまり相手に頼る必要はない、

っていう場合の方が踏み切れないものなのかも。


A君は今の状態と結婚することになんの違いが?

と思っているし、

A子さんは今の居心地のいい状態でもいいじゃない、

では何のために結婚するのか?

と思っているようす。

お互い、好きな相手なのにどこか平行線なわけですね。


もしかして、A子さんには結婚できるほど

A君に対して情熱がないだけ、という可能性もありますが。

そうなのだとしたらA君押しのわたしとしては胸が痛いです。


たぶん、A子さんは恋人に困るタイプではないんだけど、

恋愛体質ではないんでしょう。


恋愛がなくても自分の仕事があるし、

恋愛に支えられなくても自分の生活を充実させることができる。


恋愛はあくまで人生のオプションであって、主たるものではない。


そして、悲しいことに、そういうタイプの人の方が

いい恋愛をしていいパートナーを見つけるんでしょうね。



恋愛体質の人が本当に恋愛で幸せそうにしてるのって

あまり想像できない。

一時の盛り上がりはすごいけど、結局は関係性は下降線、

次の相手を用意してから前の関係を切らないと

寂しくて生きていけないみたいな・・・


自分ももっと若いころはモテないながらも

恋愛にすごく執着してしまっていた時期があったので

ゾっとします。

もうちょっと恋愛より他のことにパワーを使うべきだった!!!!

*ここは強く言いたいとこなのでアンダーラインです。


結局、自分の仕事や生活を充実させることに集中していれば

恋愛は後からついてくるんだろうなあ、と思います。

ただ、それが難しい。

若い女性は恋愛を支えにして生活してしまうことが多いですから。


そして、恋愛が充実してしまうと仕事やほかの人たちとの関係性も

「彼がいるからどうでもいいや~」とか思ってしまうのが

恋愛体質の人だったりする。


まー、恋愛をバリバリしつつも仕事もバリバリしてるタイプの人も

いるにはいるのでしょうが、

それってもはや神の域です。


特に若い女性にとっては恋愛も仕事もごっちゃになってしまい、

恋愛がうまくいってないと仕事にも影響しちゃったりとか。


そこらへんのことは

おかざき真理の『サプリ』という漫画にもよく描いてあった気がします。

サプリ (1) (FC (335))

サプリ (1) (FC (335))

『サプリ』は主人公がめちゃめちゃクリエイティブに第一線で働きつつ

恋愛も貪欲にしてるので読んでると自己否定感でいっぱいになるので

取扱いに注意が必要ではあります。


話は『A子さんの恋人』に戻りますが、

恋愛に決してガツガツしてないのに

結果的に素敵な男性にモテモテ、という

恋愛体質の女性のあこがれの頂点が『A子さん』なのかもしれません。

しかもA子さんは仕事でもリア充です。


実在してんのかよ!こんな人!

と思うけど、作者の近藤さん自身も国内外で数々の賞を受賞し、

NYに渡って恋人を作ったりしてるようなので

実在してました。


なんてこと!怖い子!


そして作中、A太郎やA君だけでなくK子さんやU子さん、I子さんなんかも

実にいい働きをしてくれるキャラだったので

それはまた別にして書こうと思います。

自分の中の「ぐりとぐら」がテントから出てこない。

雑記

ブログはじめました。

はてなブログを始めるという「いまさら感」が自分の中ですごい!

しかも はてブの方々はみんな「意識高い」感じの文章を書かれてるので

ちょっと怯えている。


そんなわたしの意識はめちゃんこ低いし

正直まだページの設定の仕方もよく分かってないので

どうか生ぬるい目で見てほしいです。


以前にやっていたブログは開設してほぼ10年。

思いっきり主観的な漫画や小説、映画やライブなんかの感想を書いて

同じ趣味を持つブロガーさんたちとキャッキャウフフ、

ディスり合うことも荒らされることもなく、

アクセス数なんて少ないながらも

牧歌的な雰囲気でやっておりました。


しかし、時代の流れにより仲良くしてたブロガーさんたちも

続々とツイッターに移行。

自然と自分もツイッタラーに。


そんななか、なぜ今さらブログをはじめるかというと

自分の中で最近ドンヨリ感がハンパなくてですね~。


そんな自分の心情をどうにか絵で説明したいと思って

低レベルな画力を駆使して描いたのがコレですよ↓


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ぐりとぐら』のカステラを作る話、

子供のころに読んだことある人多いと思います。



そうそう、あれ「パンケーキ」じゃないですからね!

「カステラ」ですんで。


道の真ん中に落ちていた、ふたりでやっと持てるくらいの大きなたまご。

それを使ってふたりは大きなフライパンでカステラを作って

森の仲間たちにふるまうのですが。


・・・・・・・・・・・。


まあ、そもそもね!

「落ちていた」 つってるけど、ほんとかどうかって話ですよ!

つまり、ただ置いといただけかもしれないんですよ!

ちょっと後で取りにきましょう、って。


あんなデカいたまご、産むとしたら

片翼が七里くらいある怪鳥

(*「ゴールデンカムイ」でアシリパさんが話してるような。

知らない方すいません)

ですよ!


ぐりとぐらにたまごを持っていかれ、カステラにされた恨みたるや、

想像したらものすごいですよ。

『あの野ネズミめ!わたしのぼうやをよくも・・・よくも・・・!許さない!!』

ですよ。


たぶん、今も虎視眈々とぐりとぐらを追い詰めて

食べる日を狙ってるわけですよ。


ぐりとぐら、うしろ、うしろーーーー!!!



まあ、そんなやさぐれた想像をするくらい、最近の自分は

Deep into the sea みたいな。

意味はよく分かりません。



朗らかだった自分の中のぐりとぐら

ご覧のとおり、テントに籠ってしまいました。


ヤル気ねえ~~~~!!!!

つってます。


絵の中のぐりとぐらが多少太ってるのも

運動不足でしょう。


コカ・コーラとカップやきそばUFOみたいな、

ジャンクの上にジャンクを重ねた最凶フードを毎日食べていたのも原因です。

やきそばUFOにはマヨネーズもマストでした。


とうぜん、それを食べたあとは

レディーボーデンのアイスクリーム(バニラ味)を

ひとり1パイントずつ食べては眠る日々。


森の仲間たちも心配しています。


『俺たちもあのカステラ食べたよな。

今にも怪鳥が後をつけてくる気がしてならねえ・・!』

って。



「ヤル気ねえからしばらく外に出るのはやめよう、ぐり」

「おお、そうしよう、ぐら」

というわけで、ふたりはテントからいまだ出てきません。




・・・・・ここ最近、仕事をしてなかったので

延々マンガや小説をずっと読むような生活をしていたため

内省的になりすぎたのカナ?(てへぺろ

季節の変わり目だしネ!



インプットするだけでなくなんかアウトプットしたほうがいいのかも。

などと思って文章を書き始めたらこのザマです。

めんぼくない。


そんな感じですが、読んだ本やら漫画やら、映画やらについて

少しずつ語っていけたらいいなー、なんつって。

どうぞよろしゅう。