まんざらでもない生活日誌略して「まんせい」

本、漫画、映画、音楽が好きなサブカルになりきれない者の戯言です

『ゴーストバスターズ』とか『グランドイリュージョン』など

最近立て続けに大作映画を観ました。

気づけば、割とハリウッド系映画も充実してるし、

邦画も好調な今シーズン。

もう少しマイナー系な単館上映の映画にも手を出したいとこですが、

いかんせん大作を観るだけでも一苦労。


まあ、今ヒマなんで観に行けばいいんですけどね!

でも現在求職中の立場としては夫が働いているのに

週に何回も劇場に通うのも気が引ける。

自分ってマジ常識人だな!ということを痛感します。


せめてもの償いに映画館にはファーストデー、レディースデー、

レイトショーにしか行きません。

どうしてもそのほかの日に行かなければならない場合は

金券ショップで株主優待券などを探し、少しでも安く観る。

でもまあ、きっとめちゃめちゃ金持ちだったとしても

自分は1800円の正規料金を払って映画を観ることはないんだろうなあ・・・

染みついた庶民精神よ!!!


もしビルゲイツの養子になれたりしたら1800円払うのも

『たまには実社会に金を還元して流通を促さないとな』

という気持ちで惜しくはなくなりそうなのですが・・



さて、観たかった『ゴーストバスターズ』を観に行きました。

1984年版のゴーストバスターズが大好きだったわたしですが、

その続きだったりするのかな?と思ったけど、

今回は完全なるリブート版だったのですね。

ゴーストバスターズ』(監督:ポール・フェイグ)

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前回のゴーストバスターズ(以下「GB」と言いますね)は

おっさん4人組だったのが、今回は女子4人。

日本で言えば『モテない系女子』っぽいメンバーです。


大学を追い出された物理学の研究者の女子3人=

冴えないファッションで優秀な物理学者だけどどうにも要領が悪そうなエリン、

誰にも理解されそうにない幽霊研究を続けているぽっちゃり気味のアビー、

天才と変人は紙一重を地で行くホルツマン、

プラス

たまたま知り合った、地下鉄のメトロカードを売る職員だったパディ。


ゴーストバスターズを始めた4人だが

真実を隠蔽しておきたい政府の思惑も絡んで

なかなか世間に認められない。

活躍が思うようにできないなか、ゴーストをNY中に蔓延させようと

陰謀を企てる男の存在に気づくGBだが・・・



アメリカではメンバーが女子に変わったことでちょっとした炎上が

巻き起こったとのことですが。


わたし自身も実は映画を観たあと『オリジナルの方が面白かったな』

と思ってしまった人のうちの一人ですが、

それは別にGBが女子になったからではありません。

単純になんだかテンポが悪かったというか、編集がよくないのかな?


なんせ、オリジナル版を好きな人ってたぶんあのテーマ曲とともに

ゴーストがバーーン!!と登場するとこが好きなんですよね~

ところが今回はオープニングから消化不良。

タイトルの出方もなんだか地味だし、

あのテーマソングがブツっと途中で切られてしまう。


おいおい、ゴーストバスターズこれから始まるよ!っていう盛り上がりさえ

きちんと見せてもらえないとは・・


あとなんか中盤までグダグダしています。

理系的な専門用語を並べて説得力を持たせようとしているのかもしれませんが、

まあ、そこはエンタメ映画ですからもっと省いちゃっても

OKだったんじゃないかな?


やっと最後の方でGBらしいお化け百鬼夜行的な、

ジブリ映画で言えば『平成狸合戦ぽんぽこ』で幽霊がパレードするみたいな

そんなシーンが出てきます。


もちろんオリジナル版のころのVFXはチャチなものだったので

それと比べれば現代は格段に綺麗でリアルなCGになったのですが

いかんせん昨今はCG映画全盛ですから、もうそこらへんの新鮮味もないわけで。


主要キャラクター4人はキャラが立っていて、全員愛すべき人たちで

大好きだったのですが・・

特にホルツマンのクレイジーさ最高!


ところが、ひとり個人的には疑問を感じたのが

GBの受付係として採用されたケヴィン。

マイティ・ソーなどで有名なクリス・ヘムズワースが演じています。


素晴らしい筋肉を持ち、さわやかなイケメンで見た目だけは抜群。

しかし、電話はロクに出れず仕事は壊滅的にできない、つまりは単なるバカ。


このケヴィンのおかげでGBのメンバーも少なからずひどい目に遭うわけですが、

見た目のせいか、憎めない性格のせいかマスコットキャラ的な存在に。


これは昔からよくあるパターンの、

男性の中に紅一点、セクシーだけど頭はユルい女の子が

場を華やかにするための要員で登場するみたいな、

それを逆バージョンにしたようなものなのかもしれませんが、

女子が強くなったからってアホな男性をそこに存在させて

可愛がれば、それが男女平等ということなのか?!

雇用機会均等法ということなのか?!

というとなんか違う!!と思ってしまう。


別に、そこまで深い意味で登場したキャラクターではなく、

物語を転がしたり、ちょっとコミカルに仕立てるにはこういうキャラが

必要だったのだろうなー、とは思うのですが

ジェンダー論の授業を取ったりしていた自分には

なんだか描き方に疑問に感じてしまうところではあります。


まあ、難しいこと考えずにケヴィンのアホさを笑うのが

本当は正しい観方だと思います。


そんなこんなで新生ゴーストバスターズは自分の中で

可もなく不可もなく、な印象でした。

エンドロールの続編をにおわしたりするとこもなんだかなあです。

もっとスカっと楽しんで観れると思ってたけど、残念だなあ。


オリジナル版の主演だったビル・マーレイも少し出てきますが、

せっかくなら味方の役回りで出てきてほしかったな。


ところで全然本編とは関係ありませんが、

この映画を見に行ったとき、隣に座ってた20代半ばくらいのカップルが

最低でした。

上映開始後に携帯はなるわ、始まったあとから終わるまで、

ずーーーっと顔を寄せ合って、どうも映画の内容のことではなく

単なるおしゃべりを続けていたのです・・・

決して会話の内容が聞こえるほどのボリュームではありませんが、

ボソボソ話す声って人間の本能なのか余計気になってしまうというもの。


映画の上映前にどこの映画館でも

『上映中はお静かに、携帯はオフ、館内禁煙、撮影禁止~~♪』

みたいな注意事項の映像を流してて

今時そんなの常識でしょ!!と思うけど、

やはり守れない幼稚な人がいるからいまだにあれ流してるんだなー・・

残念なことに、それが守れない人ほどあんな注意事項なんて聞いてないんでしょね。


ほんとに頭に来たので腹いせにそのあと『シンゴジラ』をまた観てしまいましたが、

そのときはドレッドヘアでアジアをバックパックで回るのが趣味です、

みたいな恰好をした男子がおばあちゃんにシネコンのどこの部屋に入ればいいか

教えてあげてたり、

隣りに座った50代か60代くらいのご婦人が庵野監督の素晴らしさについて

ほめたたえてくれてたりしてちょっとほっこりしました。



そして次はこれ。

『グランドイリュージョン 見破られたトリック』(監督:ジョン・M・チュウ)

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こちらは2013年に公開されたグランドイリュージョンの続編。

割としっかり内容はつながってます。


わたしは前作を劇場で観てかなり楽しかったので

この続編に期待してました。

とはいえ、劇場で観たから面白かったけど、

テレビ画面で観たらピンとこないであろう、と思ってたので

全然内容の復習をせずに行きました。

なので人物のつながりとか過去とかすっかり忘れていて

やっぱり1stを観てから来たほうがより楽しめるかも、と思ったのも確かです。

でも2から観ても大丈夫!だから観に行ってほしい!


でも、これから1を観てそのあと2を観に行くよ!

という人には若干、以降ネタバレ注意です。


前作で悪を働いた銀行と保険会社からイリュージョンを使って

金を回収したマジシャンの4人組・『フォー・ホースメン』。


新しいメンバーを加え、企業のショーを乗っ取り、

イリュージョンで不正を暴こうとするが

何者かに妨害され、失敗してしまう。

会場を脱出した彼らだが、気づくとそこはマカオの街。

いつのまにか、陰謀の罠にハマっていたホースメンは・・


てな感じです。


マジックってそもそも実際に目の前で見るから驚くんじゃないの?

と思いますが、ちゃんとそれを体感しているように思えるところが

この映画のいいところ。


フォーホースメンのショーに巻き込まれているように感じるところが

トリップ感があってとてもよいのです。

ただし、やはり映画館という画面が大きく音響も優れてるところで観ることが

大きいので、そこがテレビ画面で観る人には不利かも。

1stを観ていまいちだと思った人は映画館で観てないのかもしれません。


さっきまでアメリカにいたのになぜマカオに?

もちろん、映像でそんな編集するのは今やおちゃのこさいさいなのですが

(さいさいってところでなんだ?)

では実際にそんなことが起こるとしたらどんなトリックを使っているのでしょうか?


それを考えることがこの映画の楽しみでもあります。


この映画に出てくるホースメンはみな、腕のたつマジシャンであり、

イリュージョニストであり、メンタリストです。


彼らは超能力者ではない。

すべてのマジック、イリュージョンには必ず種もしかけもあるのです。


そのイリュージョンを仕掛けるには実はそこに至るまで

長い時間や地味な作業、まさかそんなことまでする?!という

準備が積み重ねられているのです。


この映画を観ると、世の中に不可能はないような気がしてきます。

それこそ、銀行の金庫からお金を吸い上げてショーでばらまくことも。


舞台がマカオに移ったことで、中華料理店の厨房を通り抜けたり

市場の中でアクションしたりなどお約束の場面も。


この中華街での長いアクションシーン、無くてよくね?と

思った人も多かったようですが

実はわたしはマーク・ラファロという俳優が大好きでして

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アベンジャーズシリーズのハルクを演じたのが有名かもしれません)

彼が華麗な身のこなしでアクションするのは

なかなか良いものを見せてもらった感じでした。

見た目はもっさいおじさんですけどね・・・・


あとフォースメンのリーダー・ダニエルを演じる

ジェシーアイゼンバーグも大好きです。

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夫がこの人、嵐の二宮くんに似てるよね、と言ってましたが

まあ確かに。

ハリウッド系俳優の中ではあっさり気味の顔立ちですよね。

ソーシャルネットワーク』が代表作の人です。


彼の現代っ子っぽいけど

早口で頭が切れそうな、カリスマ性を感じさせるとこがとても良い。


ちょっとショー的な要素は前作より地味になっちゃったかな?

とは思いますが、個人的にはマークラファロとジェシーアイゼンバーグで

大満足ではあります。


ハリポタ以降、すっかりとっちゃん坊やになった

ラドクリフくんがお金持ちで我儘な二世を演じてるのも

なかなか楽しかった。


けど、前作の派手で華やかな感じが好きだったので

3がまたあるのなら監督は元の監督か、違う人がいいな・・

とついつい思ってしまったものでした。